例えば愛がどこかに迷ってしまったとしても 記憶や、想いはどこにもいかないから。
道に迷ったら 待ってるから
ここに帰ってきたらいいよ。
隣で、何も言わずに 眠ればいい。
今夜、毎夜 君の香りに包まれて 僕も眠るから。
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キンモクセイが風に乗って揺れる。
風が開け放した部屋に香りを届けてくれる。
秋の訪れ。
忘れていたこと。
思い出したりして。
間違いながら歩いてきた。
間違いだとわかっていた。
それでも歩みを止めなかった。
思い出したくないこと。
忘れたくないこと。
思い出したいこと。
実はどちらも、
忘れていたいこと。
君の香りがしたから 振り返った。
真新しい、夏の季節の風に乗せて。
真っ白の、シャツが似合うのは 空がキレイに青く晴れ渡ったから。
ふと、君の香りが 身体を一周、蘇る。
それは悪戯? 忘れさせないため?
夏の夕暮れが オレンジ色に染まったなら 今夜は、上手に 揺れていられそうだ。
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