心がゆっくりと水の底に向かって
沈みだして、溺れかけたのは
結果としては、良かったのかもしれない。
そう、思っては
救えない自分のことを、救おうとした。
そう、それで
心と身体は安全な方向へ向かって
落ち着こうとしたから。
誰も要らない振りして
色んな助けを求めて、そこに逃げ込もうとした。
立ち止れなかった。
そんなとこにいられなかった。
いらないさ。
溺れるための準備で
孤独になるための夜があって
欲しがった何もかもが
幻惑だったと気づくのさ。
秘密を共有する
柔らかい月明かりの下で
素敵な夜があれば。
