色が変わる。
君の右手
僕の右手
握り合えば
沈黙の2人の間に
新しい世界が広がる。
左の耳に
君が笑う声が
届いた。
左手に取った右手は余りに小さく、握り潰せそうだった。
芳しく鮮やかな華を横目に。
いつまでも側に。
そう想いながら握った。
優しさに包まれるのは君の所為?
鼻を擽るこの華の所為かな?
見えるかな?
この先も。
この華の様に、美しく咲き乱れて
どこまでも続きそうな二人の道が。
来年も来ようか?
手を取り合って。
[Collaboration with mai's poem]
君が溶けたんだ
溢れそうな想いを胸に。
君が溶けたんだ
ゆっくりと僕の胸に落ちたんだ。
闇に包まれる前に
二人は逃げ込んだ、偽者の永遠に
二人だけの空間に。
ほんの少しの隔たりを
ほんの少しの煩わしさを
ほんの少しの照れくささを
君は忘れて
溶けていった。
[Collaboration asc's Phot by空の朝]
瞼の裏が急に明るくなって
朝を告げる声が聞こえる。
「朝だよ」
と、開け放ったカーテンの向こう側から聞こえてくる。
柔らかな感触が口に触れ
耳には
「起きて」
と優しい風の様な穏やかな声が
目覚まし代わりに僕を起こす。
カーテンの向こう側の笑顔と
その先にある白と青の綺麗なグラデーションが
今日を纏い、
「さあ、どこに行こうか」
と君に告げた。
「ラナウヨサ」
それは何を表しているのか
分からなかった。
ただ、発してみた言葉。
「ニセワアシ」
ソレが何を意味しているのか
分からなかった。
ただ、心を熱くする言葉。
鼓動は早まるばかりだった。
氷水で浸したタオルを額にではなく
心に置いてみる。
遮断した言葉と
熱いままの心と
ピントの合わない心と
映像の乱れた視界が交叉し
…そうか
サヨウナラ
シアワセニ